PTFE膜ろ過装置は、膜材質に高強度・長寿命を誇る有機性のPTFEを採用した膜ろ過装置です。耐薬品性に優れ、酸アルカリによる洗浄効果を最大限に引き出します。

特長

①安全な水を供給できます
濁質はもとより細菌類やクリプトスポリジウムなどの耐塩素性の病原性微生物を高効率で除去します。

 

②長寿命の膜

強度、耐薬品性が非常に優れたPTFE(ポリテトラフルオロエチレン:※通称テフロン)を用いた膜であり、寿命の長い膜モジュールです。

(※テフロンはデュポン社の登録商標です)

 

③耐薬品性に優れます
PTFEは耐薬品性に富むことから、ファウリング物質に応じたさまざまな薬品を使用した洗浄が可能です。

 

④長期間の安定した運転

透水性と物理洗浄性を向上させた膜構造を採用しているとともに、薬品洗浄時の膜透水性の回復が非常に高く、長期間にわたり安定した運転が行えます。

ユニットフロー

本システムは、
・膜モジュール
・原水・逆洗ポンプ
・空気圧縮機
などにより構成されます。

PTFE膜の特長

 PTFE膜は、膜強度、耐薬品性が非常に優れた長寿命の中空糸型精密ろ過(MF)膜です。膜を長期使用していく際に生じる劣化には、機械的強度の劣化と通水性の低下が挙げられます。
 このうち、機械的強度の劣化については、PTFE膜にもともと非常に強い強度があるとともに、耐薬品性に優れているため、長期使用しても劣化がほとんど起こりません。また、通水性の低下は、どのような薬液で膜の洗浄を行えるかに関係します。PTFE膜は酸・アルカリ等に対し強い耐性を示しますので、従来の膜では行えなかった強い薬品での薬液洗浄が可能です。よって長期使用での膜ファウリング物質の除去が容易に行えるようになり、長期間の運転が安心して行えます。