オゾン接触装置 高効率・省スペース

 

マエザワUチューブオゾン接触装置は従来の散気管方式と比べオゾン溶解効率に優れ、大幅な省スペース化が図れます。都市部のような用地確保が困難な浄水場にとって画期的な装置です。

特長

①オゾンの溶解効率が高い

従来の散気管(ディフューザー)方式ではオゾンの溶解効率が85~90%であるのに対して、Uチューブオゾン接触装置では95%程度となります。

 

②滞留時間が短い

従来の散気管方式では気液の接触時間が20秒程度に対して、Uチューブオゾン接触装置では100秒以上と極めて長くとれます。したがって滞留時間を1/5以下と短くすることが可能です。

 

③設置面積が小さい

オゾンの溶解効率と反応効率が高い上に水深を深くとるので、設置面積を大幅に縮小することが可能です。散気管方式の1/4~1/8の面積で済み、省スペース化が図れます。

 

④シンプルな構造で経済的

二重管を水が通過する構造となっており、散気管を必要としません。内管の頭部にオゾン溶解装置を接続するシンプルな構造で経済的です。

 

⑤オゾナイザー、排オゾン設備の規模を縮小することが可能

溶解効率が高い分、オゾナイザーや排オゾン設備を小さくすることができ、設備費の低減が図れます。

 

⑥維持管理は容易で、ランニングコストが低減

散気管を使用しないので目詰まりもなく管理が容易です。また電力費などのランニングコストが低減されます。

マエザワUチューブの構造

マエザワUチューブオゾン接触装置は、水深20m~25mの垂直円筒形の外管に内管を配した二重管で構成されます。原水は流入管を通り内管でオゾンと接触します。オゾン注入管は内管に挿入されており、オゾンは下降流の原水に引き込まれます。内管の底部まで下降した原水とオゾンは上向流に変換され上昇します。処理水は上部流出槽に越流します。ここで残オゾンは排オゾン管を通して排出されます。