活性炭は、異臭味の処理を始めとして、沈殿やろ過で除き難い有機物の処理法として、一般的に利用します。これは、活性炭の極めて小さな細孔によるもので、普通は対象物がこれより小さければ処理でき、幅広い使い途の理由となっています。また、活性炭に生物膜を付け、生物処理もできる生物活性炭処理が注目されています。

粒状活性炭処理設備

粒状活性炭処理は、活性炭層に通水して処理するため、粉末と違って沈殿池等での汚泥の増加はなく独立した処理設備です。

形式は、大きく分けて密閉型と開放型があり、おもに、処理量に応じて使い分けします。当社では、こうした型式はもちろんのこと、有効な活性炭の活用を目指した処理設備を検討しています。

粉末活性炭処理設備

一時的な不純物の混入や、季節的な藻類の発生による臭いの処理など、常時活性炭処理を必要としない浄水場等には有効です。

写真は、湿式注入で、マイクロシーケンスを利用した自動運転を行っています。