釧路市有機質肥料活用センターバイオガスプラントでは、併設している堆肥センターに収集運搬されている家畜ふん尿のうち、水分が高く堆肥化が困難なふん尿60トン/日と、このふん尿の濃度を調整するための尿スラリー26トン/日、そして隣接している大規模酪農家からの家畜ふん尿42トン/日の合計128トン/日を処理しています。
原料の固液分離処理を行った後、固形分は堆肥センターで良質な堆肥に生まれ変わります。液分は隣接する大規模酪農家から排出される家畜ふん尿と共にメタン発酵設備によりバイオガスを生成します。
バイオガスは、ガス発電機とガスボイラーの燃料として活用され、創り出される電気は、堆肥センターおよび隣接する大規模酪農家で利用され、温水はメタン発酵に必要な熱源として利用されています。
また消化液は、固液分離処理を行った後、液分は液体肥料として牧草地に還元されます。固形分は酪農家に牛舎の再生敷料として還元されます。