通水しながら施工可能な水処理反応タンク用省エネ撹拌機
特長
①更新に最適
反応タンクを空にせず設置が可能です。また、軽量なため据付作業が容易です。
②低動力で消費電力を削減
一般的な機械式水中撹拌機(6~10W/㎥)と比較して、撹拌動力が小さく(3W/㎥)、消費電力の削減が図れます。
また、間欠運転を行うことでさらなる低減が可能です。
③容易なメンテナンス
減速機、軸受等の稼動部品を有せず、保守点検箇所が少なく、維持管理が容易です。
④バルキング対応、省エネ運転等機能向上に最適
既存の散気装置と組み合わせて運転することで、曝気と撹拌を独立して行うことができ、バルキング対応と省エネ運転などの機能改善が可能です。

撹拌原理

本装置は、インペラを高速回転することで下向きの噴流を発生し、底部への汚泥堆積を防ぐとともに反応タンク内を均一に混合・撹拌します。
下向きの噴流が周辺の水を巻き込んで増幅されるため、低動力で槽全体を均一に混合・撹拌することが可能です。

①フロート下部から水が吸い込まれ、インペラによる噴射水流として下向きに流れを発生させます。
②下向きの噴射水流に巻き込まれるように噴射水流付近の水が下向きに流れを形成します。
③底面に当たった流れは、上向きの水流となり、巻き込まれるように循環流を発生させます。
反応タンクでの用途

- 嫌気・無酸素タンクでの撹拌運転
- 好気タンクで、散気装置と組み合せ、散気装置の最小風量以下で撹拌運転
設置方法
- 拡大
- フロートタイプ
反応タンクがオープンの場合、フロート型が推奨されます。上部に点検架台が不要なため土木躯体への荷重条件変更が不要です。減速機を有しない構造のため、日常的な吊上げ点検や給油作業が不要で、維持管理が容易です。
- 拡大
- 懸垂タイプ
反応タンクがRC覆蓋の場合、懸垂型が推奨されます。懸垂架台に取り付けた遮蔽版により、電動機はドライな状態に保持可能です。減速機を有しない構造のため、日常的な吊上げ点検や給油作業が不要です。また、駆動部のみを吊上げることも可能です。